iPhoneやiPadでテレビを見る(視聴)方法まとめ──外付けフルセグチューナー/レコーダー/アプリを使ってリアルタイム・録画視聴を楽しむ

2018-05-03 11:59

iPhoneやiPadでテレビを見る方法まとめ──外付けフルセグチューナー/レコーダー/アプリを使ってリアルタイム・録画視聴を楽しむ

通勤中や休憩時間に、スポーツ中継やニュース番組などテレビを手元のiPhoneで見たいと思ったことはありませんか? ガラケーやAndroidスマートフォンにはワンセグやフルセグのテレビチューナーを内蔵しているモデルがありますが、iPhoneやiPadには搭載されていません。

そこで本記事では、専用の外付けチューナーやレコーダー、アプリなどを利用して、iPhoneやiPadでテレビを視聴するための方法を詳しく紹介します。

iPhoneやiPadの画面をテレビに映す(出力する)3つの方法【有線ケーブル/無線で接続】

外付けテレビチューナーでフルセグ・ワンセグ視聴する

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ピクセラの外付けチューナー「PIX-DT350N」

「リアルタイムで地上波放送が観たい」という人には、外付けのテレビチューナーがおすすめです。iPhoneやiPadのLightning端子にチューナーを差し込むだけで、リアルタイムでテレビを視聴できます。ただし、製品によってチューナーへの給電が必要なものと不要なものがあるので注意が必要です。

ここでは、ピクセラから発売されているiOS対応フルセグチューナーの「PIX-DT350N」を紹介します。

iOS対応フルセグチューナー「PIX-DT350N」

ピクセラのPIX-DT350Nは、iPhoneやiPadのLightningコネクタに挿入するだけでフルセグ対応のテレビ番組を観られるモバイルテレビチューナーです。フルセグ・ワンセグ両方の受信に対応しており、フルセグが受信できない時は自動でワンセグに切り替わり、テレビの電波が入りにくい場所でも途切れることなく視聴できます。

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フルセグは高精細な映像を楽しめますが、受信エリアが限られているため移動中の視聴には不向きです。対してワンセグは画質は劣るものの受信エリアが広く、移動時でも映像が途切れにくい特徴があります。受信が不安定な場合は、自動切り替えをオフにしてワンセグ視聴ができるなど、場所を選ばずテレビを楽しめるのが魅力です。

また、データをダウンロードする動画配信サービスとは異なり、デジタル地上波を直接受信するので、データ通信量がかからない点も大きなメリットです。

実際の利用イメージ

実際にテレビを見るためには、専用アプリ「モバイルTV(StationTV)」が必要です。

アプリ「モバイルTV(StationTV) 」をダウンロード
モバイルTV(StationTV)

なお、LightningコネクタにPIX-DT350Nを差し込むとApp Storeが開き、モバイルTV(StationTV)のダウンロード画面に誘導され、簡単にインストールできます。

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モバイルTV(StationTV) アプリを立ち上げたら、まずは「動作履歴の送信」を設定します。

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利用地域を選んでチャンネルのスキャンが終わると結果が表示され、選択された番組を視聴できるようになります。

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画面をスワイプするとチャンネルが表示されるので、横にスライドしてチャンネルを切り替えてください。

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また画面をタップすればメニューが表示され、録画ボタンをタップして視聴中の番組を録画することができます。ただし、録画中はチャンネルの切り替えができず、録画中にアプリを中断したりチューナーを取り外したりすると録画が停止してしまうので、注意してください。

チューナーが小型なので手軽に持ち運ぶことができます。また、本体は端末から直接給電できる仕組みになっているため、モバイルバッテリーなどを用意して別途給電する必要がありません。ただし、室内ではフルセグがつながりにくい場合があるので、窓際に近い場所で利用するか、ワンセグを利用するとよいでしょう。

ワンセグとフルセグの違いとは

ワンセグは、解像度の低い携帯端末向けの地上デジタルテレビ放送のことで、テレビで使用されるフルセグと同じ内容の番組を携帯電話やスマホで利用することができます。では、「ワンセグ」と「フルセグ」は何が違うのでしょうか。

日本のTV放送が使用する地上デジタル放送の周波数帯域は、1チャンネル当たり周波数幅5.57MHz(メガヘルツ)あり、それを13のセグメントに分割しています。その13のセグメントのうち、携帯端末の受信用に1セグメント(ワンセグメント)利用しているので「ワンセグ」と呼ばれ、ハイビジョン対応TVなどで使われるフルセグは残りの12のセグメントを使用しています。

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フルセグはスマホ付属のアンテナだけだとつながりにくいのが現状

ワンセグは1チャンネルの周波数幅5.57MHzのうち、セグメントしか利用できないため、送信できるデータ量は約300kbps(キロビット毎秒)です。もともと画面の小さいガラケー向けに開発されたので携帯電話では問題なく視聴できていましたが、画面の大きいスマホで見ると解像度が低くなってしまいます。

これに対してフルセグは、17Mbps(メガビット毎秒)とワンセグの50倍のデータ量を送信できるため高画質です。スマホに付属のアンテナでテレビを見るには、フルセグではかなり厳しいことが多く、ワンセグなら電波状況が悪い場所でも視聴できる可能性は高くなります。

レコーダーを利用してリアルタイム・録画視聴する

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HDMIコンバータなどがセットになった「Slingbox M1 HDMI SETパッケージ」

テレビと、スマホやタブレット、パソコンなどをネットワークで接続して視聴するレコーダーを利用すれば、放映中のテレビ番組やレコーダーに録画した番組をスマホやタブレットなどの端末から見ることができます。また自宅や外出先でも、自宅のテレビに録画されている番組などをリモート操作で視聴できる製品も販売されています。

テレビやiPhoneと接続して視聴できるレコーダー「Slingbox」

今回取り上げる「Slingbox(スリングボックス)」は、自宅のHDDレコーダーと接続するだけで、スマホ、タブレット、パソコンから現在放送中のテレビや録画した番組を自宅や外出先でも視聴できる製品です。視聴できるのは、レコーダーで見られるチャンネルや番組のライブ放送、レコーダーに録画してある番組、DVDやBlu-rayの映像です。

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Slingbox M1のレコーダー本体

インターネットがつながる環境であれば利用できるので、放送電波を受信するワンセグやフルセグチューナーとは違い、放送電波を受信できない地下や建物の中、海外にいてもテレビを見ることができます。さらに、外出先からレコーダーの録画予約や視聴済み番組の削除も可能です。

Slingbox M1 HDMIセット

実際の利用イメージ

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Slingboxを利用するには、専用のHDMIコンバータにHDDレコーダーとSlingbox、テレビを接続し、Slingboxをインターネット(ルーター)につないで専用アプリ(iPhone)やパソコンなどから設定します。

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HDMIコンバータ

iPhoneで設定する場合は、専用アプリ「Slingplayer」をインストールします。

アプリ「Slingplayer」をダウンロード
Slingplayer

Slingboxと同じネットワークに接続したスマホでアプリを起動し、本体設定をおこないます。

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アプリを開くとログイン画面が表示されるので、[アカウントを作成]をタップしてメールアドレスやパスワードなどを入力し、アカウントを作成します。

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セットアップ画面が表示されたら、ネットワークの接続方法を選択してください。画面のステップに合わせて設定していけば、問題なくおこなえるはずです。

有線接続の場合は[有線LANを利用して接続]をタップし、ルーターとSlingboxをLANケーブルで接続します。Wi-Fiで設定する場合は[Wi-Fiを利用して接続]を選択。iPhoneの「設定」アプリで[Wi-Fi]へと進み、「Slingbox」を選んでiPhoneとSlingboxを接続しましょう。

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iPhoneとSlingbox の接続に成功したら、Wi-Fiのパスワードを入力。

インターネットとSlingboxをつないで、セットアップは完了となります。

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Slingplayerを起動するとテレビが表示されます。

画面をタップして右下の「リモコン」から番組を選択します。録画などもこちらのリモコンで操作します。

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Slingboxは、インターネットがつながる場所であれば国内外問わず利用でき、リモート機能が使えるのがメリットです。1つのアカウントを複数の端末で使用できますが、同時視聴ができないため、同時に複数の機器で見るとエラーになります。

たとえば、家族でアカウントを共有していた場合、最初に移動中の父がスマホから視聴していたところを、自宅の部屋にいる息子がパソコンからSlingboxにアクセスして利用し始めると、先に利用していた父にはエラーメッセージが届き、視聴できなくなってしまいます。

Slingbox M1 HDMIセット

アプリを使ってテレビを視聴する

見逃し配信やリアルタイムでテレビを配信してくれるアプリを利用して、一部のテレビ番組を楽しむこともできます。代表的なものに、テレビ放送終了後7日間視聴できる「TVer」や、リアルタイムで番組が放送されている「AbemaTV」などがあります。

テレビ見逃し配信アプリまとめ、見逃した人気ドラマも無料で追っかけ

TVer(ティーバー)

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「TVer」は、系列局も含む在京民放5社の見逃し配信を完全無料でまとめて視聴できるサービス(アプリ)です。放送が終了した番組を原則7日間まで見られ、番組名やタレント名で検索して観たい番組を絞り込むことも可能です。

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お気に入りの番組の追加を通知で知らせてくれるマイリストや、詳細な番組情報など、普段からよくテレビを見る人はもちろん、「この番組・俳優だけは見逃したくない!」といった人にとっても役立ちます。

完全無料で民放テレビ番組の見逃し配信がまるまる視聴できる公式アプリ「TVer」

AbemaTV(アベマティーヴィー)

「AbemaTV」は、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資で設立した株式会社AbemaTVが運営する24時間放送のインターネットテレビ局です。

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受信に専用のアンテナが必要な地上波や衛星放送(BS/CS)とは異なり、AbemaTVはネットワークからデータを受信してテレビ番組を放送しているので、インターネットに接続できる環境と対応端末があれば、誰でも無料で利用することができます。

ニュース、ドラマ、アニメ、バラエティなどのジャンルごとに分類されたチャンネルが20以上も用意されており、それぞれのチャンネルが24時間放送しています。アプリを開くと現在放送中の番組が表示され、スワイプでチャンネルを変更できます。

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右上の設定ボタンをタップするとメニューが現れ、放送が終了した番組が見られる「録画」(有料プラン)や「番組表」、マイリストに追加した番組をまとめて視聴する「マイリスト」などへアクセスできます。

ど・ろーかる

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ケーブルテレビのJ:COMが提供する「ど・ろーかる」は、地域の情報なニュースなどを配信しているアプリ。地方限定で配信されているローカル番組やニュースなどを無料で視聴することが可能です。

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地域を選択して番組を開くと、「TV」ではJ:COMが放送した過去1週間分の番組を視聴できます。また「カメラ」では、ライブカメラでその地域の天気などの模様を確認することができます。

構成・文:吉成早紀

編集:アプリオ編集部